名古屋、終わりなきイノベーション|展示会×学会の新しい掛け算 – 名古屋CVB・大嶽知代さん



「名古屋、終わりなきイノベーション」――。ものづくりの中枢を担ってきた中京圏が、いま、MICEの世界で独自のスタイルを編み出している。同じ分野の学会と展示会を、同じ会場・同じ時期に走らせる。展示会の現場で学術関係者が講演し、企業ブースで研究シーズに触れる。”単独開催では生まれない掛け算”を、地域の仲介役が丹念に編む――。それが、名古屋発のMICEスタイル「C×E(Convention × Exhibition)」だ。

第247回のゲストは、公益財団法人 名古屋観光コンベンションビューロー(NCVB) MICE部 MICEグループの大嶽知代(おおたけ・ともよ)さん。地域のMICEの最前線を、現場視点から見つめ続けてきたキーパーソンだ。NCVBは2025年10月1日に地域DMO登録を受け、新しいフェーズへ踏み出している。
語っていただくのは、まさにその「C×E」の中身。

NCVBは、展示会と学会の双方とのネットワーク、そして多様なMICE情報を保有する強みを活かして、両者をマッチングする仲介役を担っている。学会側にとっては、研究成果を社会へ発信する機会、企業との交流による新たな視点、新しい研究分野や共同研究パートナー(スポンサー)の開拓。展示会側にとっては、より多くの集客、学術研究の最新情報、共同研究パートナー、新製品開発のビジネスチャンス。両者を結ぶことで、単独開催を上回る経済効果と産業振興効果が生まれる――それがC×Eの設計思想だ。
事例も具体的にうかがう。

▶ ビューティーワールドジャパン 名古屋(2023.7、ポートメッセなごや)──ブース内で学術関係者6名、企業6社によるピッチイベントを開催。

▶ プラスチック工業展2024(2024.11、ポートメッセなごや)──プラスチック産業に関連する学術関係者5名、大学産学連携部門3団体によるシンポジウムを開催。

▶ Japan Mobility Show Nagoya 2025(2025.11、ポートメッセなごや)──名古屋大学・日本大学・神奈川工科大学の3大学と共同でブース出展、合同シンポジウム(6講演)と交流会を実施。

参加した研究者からは「大学にいると社外的な交流が狭まってしまうので、こういう機会はとても良かった」「普段とは異なる層に研究を紹介できた」、企業側からは「テストマーケティングとして数多くヒアリングができて有意義だった」「来場者が研究内容に関心を持ち、その後情報交換につながった」――そんな声が現場から上がっている。
ものづくりの街・名古屋だからこそ、産学のあいだに眠っていた距離がほどけていく。NCVBの強みは、継続的なMICE誘致による主催者・企業との関係性、情報交換会などを通じた業界連携、そして長年積み上げてきたMICE開催支援のノウハウだ。観光案内所、国際会議場、そして再びMICEグループへ――現場を行き来してきた大嶽さんの視点から、地域がイベントをどう編集するか、その手触りを語っていただく。
名古屋おもてなし武将隊と並んで微笑む、和装の大嶽さんの一枚をサムネイルに。地域のMICE担当者、学会運営者、展示会出展者、産学連携に関心のある研究者・企業の方、必聴の30分です。

▼ゲスト
大嶽 知代(おおたけ・ともよ)さん
公益財団法人 名古屋観光コンベンションビューロー MICE部 MICEグループ
【経歴】
2016年度 コンベンショングループ勤務
2017年度〜 観光案内所勤務(5年間)
2022年度 名古屋国際会議場勤務
2023年度〜 産休・育休取得
2025年度〜 MICEグループ勤務
▼関連リンク
🌐 名古屋観光コンベンションビューロー https://www.ncvb.or.jp/
🌐 MICE NAGOYA Japan https://www.ncvb.or.jp/mice/
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▼MC
コースケ(ヒラヤマ コウスケ=株式会社イベントレジスト 代表取締役 CEO)/ よーこ(樋口 陽子=月刊イベントマーケティング 編集長)
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