配信番組「コースケ・よーこのミュートを解除」第216回(2025年9月19日配信)ゲスト:岡星竜美先生(イベント学会理事・東日本地域本部長/目白大学教授)今回は、イベント学会理事で目白大学教授の岡星竜美先生をお迎けし、11月8日に開催される「イベント学会第28回研究大会」についてお話を伺いました。岡星先生は30年以上にわたってイベント業界でプランナーやプロデューサーとして3000本近くのイベントに携わってきた後、イベント学の大学教授第1号として東京富士大学、そして現在の目白大学でイベント学の教育に取り組まれています。先生が関わるイベント学会は、設立から28年目を迎える大変ユニークな学会で、「アカデミズムによって独占された学会ではなく、開かれた知のダイナミズムを生み出す」ことを理念としており、あらゆる分野の人々が参加できる交流の場となっています。
今回の研究大会のテーマは「AI時代に問う人間の創造性とは何か?」。特別講演では、手塚治虫先生の長男である手塚眞氏を招き、「手塚マンガAI新作『ブラック・ジャック』プロジェクトの現場から」と題して、AIと人間のコラボレーションによる創作の実際について語っていただきます。このプロジェクトでは、手塚治虫作品400話分のデータをAIに学習させ、複数のチームがそれぞれ異なるプロンプトでAIに指示を出し、最終的に「機械の心臓」という完全にAIが提案したコンセプトから新作が生まれたという驚きの体験が紹介される予定です。
番組では、AI時代におけるイベント業界の変化についても議論が展開されました。特に注目すべきは、AI執事時代の到来により、企業や商品がAIに選ばれるかどうかが生存を左右する時代になるという予測です。これまでの検索エンジン主体の情報収集から、個人の嗜好や状況を完全に把握したAIが最適解を提示する時代へと変化する中で、イベントのプロモーション設計も根本的な変革が求められることが語られました。
イベント学会第28回研究大会詳細
日時:2025年11月8日(土)9:30-18:30、会場:目白大学10号館+オンライン、参加費:会員5,000円、非会員7,000円、学生3,000円。申込はイベント学会HP(http://www.eventology.org/)から。
#イベント学会 #AI #創造性 #手塚治虫 #ブラックジャック #イベントマーケティング #目白大学
source